080720_1759~0001西の湖、琵琶湖遠征の創生期には弟フィッシャーマンのTERUKUNと遠征に行っていました。あの頃は節約に次ぐ節約で遠征していました。泊まりは琵琶湖湖畔でテントを張りキャンプ生活。食事はスーパーに行き安いお肉を購入してはバーベキュー、ボートも手こぎでした。西の湖のポイントもわからず小バスばかり釣って喜んでいた時代でボートを借りてはいつも同じお気に入りのワンドで釣りをしていました。そのワンドは葦の林に囲まれ、外界とはまったく別の空間みたいになっていました。
ある日、いつものようにお気に入りのワンドで釣りをしていたのですが、遠くの空が真っ黒になっていて雷の音も聞こえてきました。ワンドの中は真上の空も晴天だし穏やかだったのでそのまま釣りをしていました。ふと見ると真っ黒な空が近くまで迫ってきていたので「ちょっともどった方がよくない?」ってことになりボートをこぎ、ワンドを出ていくと・・・あれだけ賑わっていた湖面にはひとつのボートもなく、湖は絶望的な大しけ、冬の日本海みたいになっていました。必死で対岸のボート屋を目指しボートをこぎましたが、暴風でボートは勢いよく流され、オールも波が高いので水を満足にとらえられず空振りする始末・・・。次第に葦につかまりボートが流されないようにするのが精一杯になり大波がボートを次から次へと襲ってくるようになりました。この時、私は死が脳裏をよぎりました。その後、弟フィッシャーマンTERUKUNの活躍でどうにかこうにかボート屋にたどり着きほっと胸をなでおろしていると、ボート屋さんが「何度も何度も電話したんですよ!!」・・・私は携帯の電池の節約のため電源を切っていたのでした・・・。しょんぼり・・・。
車に釣り道具を積み込む頃にはさっきまでの大しけがうそだったかのように再び晴天になり真夏の暑さがもどっていました。ずーっとワンドの中で釣りをしとけばよかったのでは・・・?

写真はそんな生死を賭けた冒険の後に立ち寄ったスーパー銭湯です。
当時は経営者が違い、お店の名前も違いました。すっかり日焼けして真っ赤っかになっていた、私と弟フィッシャーマンのTERUKUNは水風呂を目当てにスーパー銭湯にやってきました。体を洗うのもそこそこに私は水風呂につかり、あまりにも気持ちのよさにすっかりリラックスし、先ほどまで生きるか死ぬかの出来事があったとは・・・もうすでに他人事になっていました。
ふと、目を開けると弟フィッシャーマンのTERUKUNが胸に水をぱしゃぱしゃかけ、「冷て〜っ!ぶるぶるぶる」とか言っていたので、「だらしないのぉ〜最初だけだよ!そんなのぉ」
私はいい気になっていました。水風呂はライオンの頭みたいな所から水を出し、30センチ四方の細かい編み目状の所から吸い込み、水を循環させていました。わずかに流れが発生していたのです。30センチ四方の細かい網目状の吸い込み口は手で押さえても、ほんとに吸い込んでるの?と思うくらいでその時は水の力を甘く見ていました。
いい気になっている私は「うぁ〜流される〜♪」と微妙な水の流れに身をまかせた所・・・ついに事件が。
一部を押さえた所ではなんの吸い込む力はないものの吸い込み口を全部押さえたら・・・?
軽く背中がその吸い込み口に、トンッ・・・いきなり引っ張られる私の背中の吸い込まれるのに適したお肉のやわらかくあまっている部分。
細かい編み目に強烈に吸い込まれるため、考えられないような激痛!背中全体がくっついてしまっていて身動きがとれなくなり、背中の肉がはぎ取られるような痛さが!
「ぐぁああああ!!せ!背中がぁああ!!」叫ぶ私。
さっきまでだらしないくらいにゆるんだ私の顔を見ていた弟フィッシャーマンのTERUKUN。
叫び声に驚き「な、なに?」と顔を上げると激痛に悶える兄貴(私)!急な展開に戸惑いながら「どうしたの??」私はのんきに説明している暇はないとばかりに弟フィッシャーマンのTERUKUNに「ロビーに行って誰か呼んでこいっ!!!いいから早くしろっ!!!」ほんとに・・・勝手な言い分です。申し訳なかったと反省しています。
弟フィッシャーマンのTERUKUNはタオルでぶらぶらしている場所を隠し、そのまま風呂を出てロビーに・・・。遠くで聞こえる弟フィッシャーマンTERUKUNの「すいませぇ〜ん!だれかぁ〜!!」の声。必死で助けを呼んでくれていました。そのころ私は、激痛の中におり早くしてくれーー!!自業自得ですが、そんなことを言ってました。
少し時間が経ち、弟フィッシャーマンのTERUKUNが連れてきたのは、お掃除のおばさん・・・。駆けつけたお掃除のおばさんは「あら!たいへん!!どうしましょどうしましょ!!」
い・・いや・・・TERUKUN?こんな人じゃなくて受付に立ってた男性を連れてこないと!!と私。いないんだよ!!とTERUKUN。ちゃんと探してこいっ!!と私。わかった!!とTERUKUN。
再び遠くで聞こえる弟フィッシャーマンのTERUKUNの助けを呼ぶ声「だれかぁ〜!すいませぇ〜ん!!」
しばらくしてやはり誰もいないと戻ってきたTERUKUN。私はいよいよ痛さも限界になり、死が脳裏をよぎりました。まさか1日に2度も死が脳裏をよぎるとは・・・。薄れゆく意識・・・。家族になんてお詫びを・・・などと考えていると、水が冷たくて入れなかった弟フィッシャーマンのTERUKUNが胸に水をぱしゃぱしゃ・・・意を決して水の中に!私の背中の肉を吸い込み口から引きはがしては手を差し込み、引きはがしては手を差し込み・・・半分近く離れるとふわっと離れることができました。
お掃除のおばさんは「よかったわ〜よく吸い込まれる人がおんねんで!気ぃつけへんとぉ」
そんだけ吸い込まれてるなら修理しておけ!!・・・と心の中で叫びました。
私の背中には30センチ四方の網目状のあざ。1カ月以上もあざが治りませんでした。

1年後・・・再びスーパー銭湯に訪れると閉店してました。
思い出されるお掃除のおばさん・・・閉店もしょうがないなと思いました。

↓私も参考にしているスゴ腕アングラーがたくさん!
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